疲れが取れない理由は姿勢の悪さだった!
投稿日:2025年5月27日 / 最終更新日:2025年5月31日
目次
このようなお悩みありませんか?
✅寝ても疲れが取れない
✅最近の老け込み感がひどい
✅朝から体が重い
✅四六時中肩が凝っている
✅身体が重くやる気が出ない
✅昔と比べて疲労度が全然違う
このようなお悩みの大きな原因の1つに「姿勢の悪さ」があります。
スマホ、パソコン、ゲーム、車の運転、満員電車、運動不足などなど、
現代社会は姿勢が悪くなる原因に溢れています。
今回のブログでは疲れが取れない原因は姿勢の悪さの影響が大きいことについて述べていきます。
姿勢が悪いと首、肩、背中のこりで筋肉がカチカチに!
首、肩、背中のこりが蓄積してくると疲れが取れない原因になります。
「フォアードヘッド姿勢」又は「ストレートネック姿勢」といって肩の位置に対して頭が前にきている姿勢の方がとても多いです。
頭は5~10キロほどの重さがありますので、フォアードヘッド姿勢になっていると首、肩、背中の筋肉への負担が増して首こり、肩こりの原因になります。
「巻き肩姿勢」といって肩が内側へ巻き込み猫背になっている姿勢の方も非常に多く、首、肩、背中のこりの原因になります。
肩こりは国民病とも言われており、厚生労働省の国民生活基礎調査によると、日本人女性の自覚症状の第一位が肩こりというデータがあります。
姿勢が悪いと血流、リンパの流れが悪くなり老廃物が蓄積する
フォアードヘッド姿勢、ストレートネック姿勢、猫背・巻き肩姿勢になっていると、首、鎖骨、腋窩、鼠径部などにある血管やリンパ節が詰まりやすくなります。
そのために老廃物や水分の排出が滞り、全身倦怠感、身体のむくみ、冷え症の原因となります。
姿勢が悪いと呼吸が浅くなり代謝が下がる
フォアードヘッド姿勢、ストレートネック姿勢、猫背・巻き肩姿勢になっていると、胸郭が圧迫されて胸郭の動きが悪くなり、呼吸が浅くなります。
骨盤の歪みや反り腰があると、横隔膜と骨盤底筋群の連動が上手く働かず、腹式呼吸が苦手となってきます。
人は総消費カロリーの内、60~70%を基礎代謝で消費しています。
基礎代謝とは人が生きていくために絶対的に必要な呼吸、心拍、体温の維持、内臓の運動などのことです。
胸式呼吸が浅く、腹式呼吸も苦手となってくれば、酸素不足になるため、基礎代謝が低下して、疲労物質が蓄積して、疲れが抜けない身体になってしまいます。
姿勢が悪いと交感神経が優位になり睡眠の質が下がる
睡眠には交感神経と副交感神経による自律神経のバランスが重要となります。
日中活動している時は交感神経が優位になって、夜寝るときは副交感神経が優位になります。
「肩が凝って…腰が痛くて…などで中々眠れなかった経験はありませんか?」
ゆったりとした大きい呼吸ができると副交感神経優位になりますが、姿勢が悪く筋肉が凝り固まっていると交感神経が高まってしまい、身体が中々睡眠モードに入りません。
睡眠時間が短いことや、睡眠の質が悪いことなどは疲れが取れない原因となります。
年齢による回復力の低下は否めない
子供の頃は、一日中遊んだり、スポーツをしたりしても、朝起きればしっかり回復していたと思います。
子供の身体は水分量が多く、筋肉や関節も柔らかいためエネルギーを効率的に使うことができるからです。
また、子供は睡眠中に成長ホルモンが多く分泌されるため、細胞単位での修復再生機能に優れています。
人は20歳を過ぎると徐々に老化がはじまり、身体の水分量は減少し、成長ホルモンの分泌も急激に減ってきます。
ですから身体の回復力は子供の頃や若いころに比べるとどうしても低下してしまうのです。
20歳を超えると個人差が大きい!
慢性倦怠感や疲労回復速度は年齢が増すほど個人差が大きくなってきます。
<運動習慣を持ちましょう>
運動によって筋肉が増えると体の細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアの数が増えます。
そしてミトコンドリアが増えると、代謝がアップして疲れにくい身体になります。
運動不足の人は、
慢性疲労 ⇒ 運動不足 ⇒ もっと身体が疲れる
このように慢性疲労の悪循環となります。
<栄養のバランスを整えましょう>
日本人の食生活は特にタンパク質が不足していると言われています。
タンパク質の多い食べ物はとは肉、魚、卵、大豆製品などです。
タンパク質は身体の主成分で、タンパク質が不足していると、身体が代謝できず細胞の修復が滞ってしまい疲労が抜けない身体になってしまいます。
それからビタミン、ミネラルも身体の代謝には必須ですからバランスよく摂取してください。
<正しい姿勢をキープしましょう>
正しい姿勢をキープできると疲れにくい身体を作ることができます。
正しい姿勢がキープできると、
・筋肉が効率よく使われるので燃費良くカラダを使える。
・自然と呼吸が整うので基礎代謝が上がる
・血流やリンパの流れが良くなり、むくみや冷えが減る。
・自律神経のバランスが良くなり睡眠の質が上がる。
このように正しい姿勢がキープできると疲れにくい身体を手に入れることができます。
まとめ
姿勢が悪く疲れが抜けないカラダになってしまうと、肩こり、腰痛、肥満、内臓機能の低下、老けて見える、ネガティブ思考など負の循環に陥ってしまう可能性があります。
姿勢改善の方法は、骨盤矯正、背骨の矯正、筋肉を緩める、体幹のインナーマッスル強化する、など様々ですが、一人一人の身体の状態によって効果的なアプローチは違います。
私は姿勢改善のプロフェッショナルとして、最短で皆様の目標達成ができるようサポートをさせて頂きます。
健康なカラダを手に入れる第一歩として、ぜひご自身の姿勢を見直すことから始めてください!
著者プロフィール 伊集院 博
兵庫県神戸市生まれ。千葉県千葉市在住。2007年に千葉市中央区にて伊集院鍼灸整骨院を開業。
現在は千葉県で2店舗の鍼灸整骨院の代表を務め、院内にマシンピラティススタジオの併設、保育士在籍の託児所を併設するなど、独自のスタイルで運営している。
著書『ゴールデンライン 美しい姿勢をつくる44のレッスン』姿勢を改善し、あなたも理想の⾃分へ!をスローガンに掲げ、姿勢に問題を抱える女性を年間1,000人以上サポートしている。
主な資格と実績
- 伊集院鍼灸整骨院グループ代表
- 柔道整復師(国家資格)
- 鍼灸師(国家資格)
- ケアマネージャー
- BESJ認定ピラティストレーナー
- BTA認定バレエダンサートレーナー
- ハワイ大学解剖実習終了
- 治療家大學技術講師就任
